スフィアリーグ第4節(代々木競技場第一体育館)


結局代々木に行きました。
ただ、初めてのスフィアリーグは刺激が強すぎました。ガッタスがドリームに叩きのめされた試合を見ることになるとは思わなかったのです。


結局6時に現着して入ると、ミスマガザナドゥ戦が始まるところでした。観戦したのは他にカレッツァ―蹴竹G、ガッタス―四谷クローバーズ、ドリーム―浅井レッドローズ、決勝戦の5試合。スタンドで圧倒的に多いのは、やっぱりガッタスのサポーター。オレンジ色が至る所に見えます。試合になるとスケールはともかくとして、サッカーの代表戦みたいな声援を送る訳で、量では圧倒してます。

準決勝でのガッタスターンオーバー制みたいな感じの選手起用をしていました。意外でした。前半と後半で選手総入れ替え(細かいメンバーは省略)。考えてみれば、少数精鋭の現在の情況だと、こうしないとトーナメントは乗り切れないということなんでしょう。前半のあさみのゴールできっちり勝利。
準決勝もう一試合はドリーム―浅井。宇津木めぐみ山口百恵という一発のある選手がいる両チームだったんですけど、二人のプレーは本当にきびきびしてました。ドリームって1点を取ると、セットオフェンスというかゆっくり回して無理に攻めないで、というのが徹底されているように思います。

 決勝戦はガッタス―ドリームとなって、いざ試合開始。辻・是永・藤本・吉澤・あさみのスタメンで臨んだガッタスですが、今にして思えば、ドリームの試合運びがうまかったように思う。細かいところとかはわからないのですが、堅守と速攻の使い分けがうまく、それほど時間の経たないうちに宇津木選手が左サイドをドリブル突破してゴールを決めた。でもまだ7分から8分あったから、まだまだこれからだと思っていたら、今度は辻ちゃんのポジションが前がかりだったところをロングシュートで頭上を抜かれて2点目。これで完全に主導権を握られて、ガッタスの攻撃はなんかかみ合わなくなってしまった。さらに守りが乱れたところを詰められて0−3でハーフタイム。
 後半もガッタスは選手を代えずにスタート。一方のドリームは宇津木を下げて休ませる作戦。特によっちゃんのプレーに、何とかしなくちゃという意識がすごく伝わってくるんです。けど、それが逆目に出てしまったように思いました。よっちゃんは自分が決めに行こうとして突っ込んだ。是ちゃんが1点返したんですけど、すぐあとに守りの連携が乱れて失点。自陣からのFK時に意思の疎通があわずに4秒ルールでファウルになるという場面もあって、完全に試合は壊れていたように思います。
 後に是ちゃんが左サイドから強烈なのをぶち込んで、そこにガッタスの意地を感じたんですけど、その時、もう残り時間は数秒しか残ってなくて、結局2−4の完敗となったわけです。
 素人の目ですので異論はあると思いますけど、宇津木選手の攻撃参加で先制点を取って主導権を握り、あとは堅く守ってミスを突く。そういうゲームプランにまんまとやられたような気がします。


 表彰式でのよっちゃんは言葉少なかったですね。第一声は「悔しいです」。こんこんは最後の大会ということで花束贈呈と挨拶があって、大歓声を浴びて去っていったんですけど、最後の試合はベンチということになった。でも仕方ないと思う。それがGKというものなんだと、何かの本で読んだ記憶があるからです。


試合が終わって帰るときになると、大きなため息が出てきて、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!と叫びたくなる衝動に駆られて仕方なかったです。スフィアリーグでもこうなるんだから、Jとか代表戦とかもそうなんだろうか。イングランドとかイタリアとかの人なると、こういうことのショックって計り知れないものになるんだろうかと思いました。少しだけサッカーの試合の後で暴れたくなる*1人の気持ちがわかった気がする、今日の観戦でした。

*1:もちろん暴れてよそ様に迷惑をかけてはいけません。念のため