true tears ご来城記念イベントの話(その4)。


今回のイベントの話はテーマ別に書いていますが、実際の進行としては時間に追われるかのように、半ば強引な仕切りでトークの途中に途中に挟んでいくような形でeufoniusの歌、南砺市からのおしらせ等を行っています。

さて、自分的にもうひとつの目玉にしていたのがeufoniusの歌でした。
もともとアニメの新番組というのはチェックはしていたのですが、放送前はこの番組にあまり期待していたわけではありませんでした。でも、PVで流れた「リフレクティア」がすごく気に入って、それがきっかけでこのアニメを見るようになったのです。いわば今の流れはこの曲あってのことかもしれません。
 曲は「そのままの僕で」と「リフレクティア」の2曲。音響的には確かに問題とかあったかもしれません。でも、歌はとてもきれいだった。普段あまりライブとかをやらない二人だけに、この機会は貴重でした。「そのままの僕で」は10話のシーンに合わせて作った形の曲だったとのこと。CD収録にあわせて2番とかを作ろうかという話もあったそうですが、この形にこれ以上何かを付け加えるというのは違うように思ってそのままにしたということでした。

「南砥市からのお知らせ」というのも、途中で行われたのですが、南砺市が「true tears」に南砺市観光大使の称号を贈りました。そして市長から出演者に依属状が授与されました。 特に高垣さんは自身のブログ内で「自称・富山城端親善大使」とまで名乗るほど城端が気に入ったようだっただけに、思わず「わたし、もう自称じゃないんですね!」とまで言っていました。

 昨年7月の集中豪雨で城端の町は大きな被害を受けたそうで、その復興支援のためのチャリティーオークションも行われました。仕切りは永谷Pです。出されたのが、DJCDの「帰ってきたこちらチューリップ放送局」、冬コミ向けに作ったタペストリー、そしてキャラクターデザインの関口さんに描いていただいたヒロイン3人のイラスト色紙にサイン入り。この色紙がなんと10万円オーバーの値がついて、10万円で手を挙げた人がジャンケンで争うことに。結果として3枚のうち2枚を同じ人が落札してしまうという結果になりました。それに関してはともかく、良くそんな大金を持ってたなぁという感想が出てしまうのは、仕方ないんでしょうか。

 こうして午後4時ごろだったでしょうか。最後に出演者が口にしていたのは、放送終了後1年以上も経過した番組のために、各地から集まってきてくれたことへの感謝の気持ちでした。週に十数本の作品がテレビシリーズとして放送され、それが年4回繰り返される昨今の事情もあります。社会現象を引き起こしたわけでもなく、熱狂的な盛り上がりを見せたわけでもないこの作品。でも、どこか大事にしておきたい、そんな気持ちを抱かせるこの作品。
 そういう人たちが、地元以外からは決して行きやすいわけではない城端の地に集まったという事実は、運良く行けた人、そして行けないまでも城端に想いをはせた、たくさんの人の想いの結晶として生まれた、ひとつの奇跡だったのかもしれません。
 
 このあと僕は会場で意気投合した人たちとしばらくの間一緒にすごすのですが、そのことについては次回に回そうと思います。