あるラジオ番組の話。

このごろはTVもラジオも改編期ということで最終回を迎える番組が多いのですが、
ラジオを中心に活動し、声優・歌手・最近では作家活動もされている小森まなみさんのラジオ番組「mamiのRADIかるコミュニケーション*1」が次週で25年の長い歴史に幕を下ろすことになりました。この放送は首都圏では放送されていないのですが、雑音の中で遠距離受信で放送を聞き、熱心にハガキを送り、イベントに足を運び、リスナーだけで集まったりもしたくらい。
ある種自分の趣味の形成において影響力の大きい番組でした。
ここ数年は自分はこの番組を聴いていませんでした。
だから、7月に番組終了が発表された時以来、悲しい想いよりもある種の寂しさ、あきらめにも似た気持ちを感じています。
しかし、今日の放送で彼女は「前のページを閉じるからこそ、新しいページは開ける」という言葉で、最終回を次週に迎える心境を語りました。
終わってしまうという事実はもはや動かせません。
しかし、新たなページを開く時と捉えていくことによって、この寂しさも前に転じていくことができる。
そういうことに気づかせてくれました。

本来ならば、今日が最終回でもおかしくなかったのですが、幸いにしてあと一週番組がありました。
いろいろな想いをこめてメールを送りました。
うまい文章は書けませんけど、文章に込めた感謝の気持ちが彼女に届くであろうことを、
僕は確信しています。

*1:通称「RADIコミ