「オタクと町が萌えた夏」の話。

昨夜のフジテレビ「NONFIX」において、「らき☆すた」の舞台となった埼玉県の鷲宮町が取り上げられました。
テーマは「オタクと町が萌えた夏」。「聖地巡礼」と称して舞台となった鷲宮神社や町を訪問するファンと、市町村合併を控えて町の名前が消えてしまうことに危機感を持った町の人たちとの交流を追ったドキュメンタリーです。
詳しくはこちらで。
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2009/592.html
らき☆すた神輿」は見てみたかった気もします。

もっとも最初に出てきたオタクの描写には正直言って引いたところはあります。属性のある自分でさえそう感じたのですから、引いた人はたくさんいるんじゃないかなって思うんです。
最初は街の人も気味悪がっていたそうです。それでも鷲宮の人が受け入れてくれたこと。
それが、ファンが「受け入れてくれた町の人に感謝の想いを伝えたい」という思い、
合併で町の名前が消えてしまうという危機感、失われゆくものに対する惜別の思い、
それぞれが重なり合って「小さな奇跡」の物語として結実したのかもしれません。

だからといって、ほかの作品の舞台が鷲宮のように受け入れてくれるとは限りませんし、地元に迷惑をかけては、逆に好きであるはずの作品にも傷をつける本末転倒な結果になりかねません。鷲宮の場合は特殊なケースなのかもしれないって自分は思っています。
自分が訪問した印象では少なくとも「らき☆すた神輿」のようなものは城端*1には似合わないような気がするので。

自分も鷲宮とか豊郷町*2とか、機会があればもう一度城端も訪問したいと思っています。
しばらくないとは思うのですが・・・・・・

*1:いうまでもなく「true tears」の舞台

*2:けいおん!」の舞台となった学校のモデルとされる建物がある