「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にいってきました。の話


自分は2日と3日に行きました。このイベントは、4日まで有楽町の東京国際フォーラムで行われたクラシック音楽のお祭り、ということなのですが、自分は本当にここ半年あたりから腰を入れて聞き始めただけに、知識は他の人に比べると明らかに乏しいのです。といっても、この音楽祭はGWの丸の内に数十万人にも及ぶ人が詰め掛けるという人気のもの。
 ここでもたびたび「OTTAVA con brio」のことは話題にしていますが、この番組は毎年サテライトスタジオを設置して、特別番組の放送を行っています。そこでリスナーさんが集まるという話が番組の中であったのです。そのほかに無料で見れるようなイベントもあるとの事、時間もありますし参加を決めました。むしろ、僕にとってのちょっとした楽しみはそっちでした。
 2日、国際フォーラムに行くと人いっぱい。人の流れにのって歩いてみます。ブースはすぐに見つかりました。若草色のリスナーのしるしをつけた人たちがいっぱいいます。でも、最初は声をかけるのがためらいましたが、声をかけてみると普通に接してくれました。
 自分はあまりリクエストが採用されているわけでもなく(1回採用されただけです)でも、自分が送ったメールのことを覚えていてくれた人がいたのは感動しました。しばらくするとプレゼンターの斉藤茂さんが現れ、声をかけてみました。実際にパーソナリティの方とお話しするのはめったにない機会ですから、話したいことはいっぱいあったのですが、自分が話したのは「メールは1日の放送でどれだけ来るのかということ」でした。斉藤さん曰く、いまは1日100通くらい。といっても、ポピュラー音楽だと、数が多くても流行の曲にリクエストが集中するのだそうですが、クラシック音楽だけにリクエストの内容が個人個人それぞれ違うので、それこそ100人100様のリクエストが来るのだそうです。それを読みつつ、曲を選び、話す内容を考える。想像するだけでもかなり大変なことと思います。


 さて、初日の午後7時過ぎからは野外スペースで無料演奏がありました。この日のステージはOTTAVAの朝の番組「OTTAVA fresco」のプレセンターでもあるピアニストの本田聖嗣さん*1。MCとして斉藤さんも参加です。演奏したのがショパンのワルツを4曲。「お祭りだから祭りにふさわしい感じのものを」というのと、旅を続けてきた彼の旅日記のようなものという観点があるのだそうです。で、この本田さんが実にかっこよい演奏をしてくれました。1曲ごとに斉藤さんと話を挟みながら、颯爽とピアノを弾く。周りのリスナーさんと本当に感動しあっていました。自分はそれで帰宅したのですが、実に満足度の高い一日でした。

写真は2日目、展示ホールの八角形ステージで演奏した、のだめオーケストラ弦楽四重奏団&河野紘子(ピアノ)に登場したマングース
携帯なので画質は悪いですけどそこは勘弁してください。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2010公式サイト

*1:本田聖嗣さんは「涼宮ハルヒの消失」の音楽にも参加され、予告編で流れたエリック・サティジムノペディ第1番等の演奏をされています