ももいろクローバー、スターチャイルドに移籍するの話。

EVIL LINE RECORDS
23日に都内の教会においてウエディングドレスを着て移籍会見を行ったのだとか。
ユニバーサルから5月にメジャーデビューしてシングルを1枚出して移籍っていうのも意外ですけど、移籍先がスターチャイルドというのも驚きました。スターチャイルドキングレコードの一レーベルとはいえ、基本的にアニソンのレーベルですから、アニメ・ゲームのタイアップが多くつくであろうことは充分に予想できます。けど、自分は彼女たちのことをよくわかっているわけではないのですが、ハイリスク・ハイリターンなやり方を選んだ気がします。
前回の更新で「アニソンの盛り上がりというものはあるが、対世間で考えると全体的にはそれほどでもない」ということを書きました。要は、アニソンである=今売れるというわけではない、ということがいえると思います。
 確かにアニメのOP/ED曲となると、3ヶ月で12回テレビで曲が確実に流れるわけで、ちょっとしたパワープレイに近い形になります。しかし、アニメのファンの間でその曲が作品の世界観と合わないタイアップ主導の曲であると見られると、その曲は容赦なく叩かれますし、そうすると変な色がついてレッテルを貼られ、メジャーシーンに浮かんでこれなくなったバンドも存在します。Buono!の成功もベリキューの世界観ではなく、曲や衣装も「しゅごキャラ!」の世界観に合わせて作り、変に本編に出演したりとかしなかったところが大きいのではないかと自分は考えています。
 で、移籍第1弾シングルはアニメ「ヨスガノソラ」のED曲に採用されたのだとか。調べてみるとこの作品は美少女ゲームが原作であるということです。原作をやったことはないのでどういう物語なのかわかりませんが、そのED曲として彼女たちが選ばれた必然性が出せると、大きなファン拡大につながるかもしれません。が、そうでなければ、自分たちのテリトリーにアイドルが進出してきたということで、ただでさえ侵略者みたいに見られがちな上に曲が合わないとなると、次にどんなアニメのタイアップが取れたとしても支持してもらえなくなるということになるわけで、つぎのシングルは本当に大事な1枚になると思われます。放送がCS中心になりそうなので本編は見ることができるかどうかはわかりませんが、気になるところではあります。
 もっとも、ももクロのスタッフはプロレスみたいなギミックを仕掛けるのが好きなようですので、「迷わずゆけよ/ゆけばわかるさ」という心境で、この異種格闘技みたいな選択をしたのかもしれません。注目しておこうと思います。

ではまた。

▼追記
OP曲はeufoniusが担当することになる模様です。