アニサマ初日に参加してきましたの話。

僕は初日だけの参加となりましたが、はじめに出演者の方、スタッフの方に、お疲れ様でしたという気持ちを伝えたいと思います。

りょうげん【燎原】《名》火をつけて野原を焼くこと。また、火の燃え広がった野原。
     「――の火(=防ぎようがないほど勢いが激しいことのたとえ)」

 いま、手元にある国語辞典にはこのような言葉があるのですが、スフィアの勢いは、まさにこの言葉のとおりということを実感しています。開演5時間前の11時の時点でアニサマ仕様のオリジナルタオルとTシャツが全部売り切れるという事態、そして会場周辺のいたるところを見ても、スフィアのTシャツを着た人間がいないことがないという状態。これには本当にビックリしました。
 ツイッターで交流しているファン同志で合流したときに話したことですが、今年に入ってから拡大するライブ規模には、はじめ何たる無謀か、と思ったのですが、この状態を見ると、無謀ということの方が間違いのような気もしてくるから不思議です。
 そのスフィアの出番は後ろから3番手の31曲目から33曲目で、「Now loading...SKY!」「Super Noisy Nova」「Future Stream」の3曲。イントロが流れて、大歓声とともに花道の先からセリ上がりで登場し、ウルトライエローのサイリウムが出迎えます。ところが、歌いだしのヴォーカルが聞こえません。そのあとも、どこかずれた感じの歌い方になっていました。正直いうと、ヤバイ!とこの時は思いました。しかし、誰かが流れをフォローできるのが、スフィアのいいところなのかもしれません。きちっと歌って悪い流れを引き戻し、そのまま2曲目に流れをもっていくと、あとは大歓声にのったかのように弾けるパフォーマンス。気合のこもったMC。そこからFuture Steream。周囲がものすごく盛り上がっているのがわかります。あっという間に出番が終わりました。
 今年のアニサマのテーマは"evolution"なのですが、この大観衆の中で歌う彼女たちが、4月の頃よりも"evolution"していたことは確かでした。まるで生き急ぐかのような、この広がりぶりに戸惑いを覚えたことは確かです。しかし、その成長に応えて、引力に引き寄せられた無数のファンの手によって、この「スフィアの輪」が燎原の火のごとく広がっている。この流れから目を離してはいけない。
それを実感した1日でした。
最後に、自分のいるスタンドに向かって大きく全身を使って手を振った、そんな彩陽さんの姿を忘れないようにしたい、そう思います。

セットリストはこちらから(公式発表)。
他の出演者については後日追記、もしくは別に立てて書く予定です。