届かなかったロシアの好意について。の話
先日のフィギュアスケートの世界選手権はフジテレビが地上波での中継を行ったのですが、また、昨年の全日本選手権の時と同じように、始まってから1時間程度は競技ではないものが流れたとのことです。さすがにクイズはしなかったそうですが、ドキュメントとインタビュー。
TLで話題になっていたリンク先のブログでは一次情報が「友人からのブログから転載」としかないので真偽は不明ですが、この情報を知る前に読んでいた毎日新聞には、「日本選手を囲んで励ます演出があった」という記述がありました。でも、これも地上波のテレビでは流れなかった。
ロシアの連盟からは日本への励ましの意味を込めた詩が場内で朗読されましたが、これも流れなかったようです。
視聴率稼ぎのための意図的な編集という意見が多いです。でも、僕はそういうものではなく、あらかじめ設定した「真央vsヨナ」のストーリーにはめ込む形を外すことができなかったのではないかと思っています。それを外して失敗した時のリスクが怖かったのかもしれません。
結果としてロシアの連盟や外国選手たちのメッセージを覆い隠してしまった。
民放のスポーツ中継はどうしても事前に決めたストーリーに無理やりはめ込むような放送の仕方をするのですが、そういう風にして、無理やりに感動させようとしなくてもいいのではないか、と最近は思います。というか昔はテレビ局が自分の局の都合で大騒ぎすることが多かったのですが、最近は無理やりに感動させようとする、それが加速してしまう、そんな気がしてなりません。
そのままでも充分感動できるもの。スポーツってそういうものじゃなかったのかなって思います。
無理やり感動させようとすると、逆に感動できなくなる。別のジャンルでも最近そういう話を聞きました。
もしかしたら、スポーツだけじゃないのかもしれませんね。
選手のみなさんと大会関係者のみなさんの心使いに、日本のひとりとして感謝します。
安藤選手のエキシビションの「レクイエム」は涙が出ました。
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