箱根駅伝とにわか母校愛。の話
えー、まずわが母校は21位、完走はしました。
前回出場した時、全然テレビに映らなかった時と比べて、それなりに見せ場も作ったかもしれません。襷がつながるかそうじゃないかって場面で。
また秋の予選でしのぎを削って出場権を獲得しなければいけないわけです。
残念と言えばそうですけど、また頑張ってほしいとしか言えないわけで。
そして、今日は大手町に行ってしまったんです。
といっても朝から張っていたわけじゃなくて、急に、そうだ大手町行ってみようって思ったのです。なので着いたのは10区の選手がゴールする直前でした。人ごみの中で、遠くのざわめきの声で選手の通過を知り、ちらっと見えたイメージの、ある程度憶えているユニフォームの色で学校を判断し、あっという間に通りすぎる選手の背中に「ワセダー」とか「明治ー」とか声を出す。
ですが、専大のユニフォームは農大とよく似ていて、農大の選手が通った時に専大?農大?と迷っているうちに選手は通りすぎてしまいました。(録画したテレビで見ると、専大の選手は自分の見ていた場所のあたりを、法政と競り合いながら走っていたのでわからなかったのかもしれません)そして最後尾の選手が通りすぎ、警察が「全選手が通過しました、間もなく交通規制を解除します」とアナウンスしながら通って行って、それで終わりました。
そのあと東京駅の方に向かって歩いていたら、専大の関係者が集まっていて、何をしているのかと思って混ざってみたら、選手と関係者が応援の人にあいさつをしていて、でも隣にいた他大学も同じように何かやっていてよく聞こえませんでした。そして中心者が「校歌を歌いましょう」と。その中に紛れ込んでいた自分も一応歌うのですが、すっかり高まっていた自分は、学生時代にろくに歌いもしなかった校歌をうろ覚えのまま歌詞を間違えて熱唱してしまって、隣にいた人に歌詞カードを渡されるという恥ずかしい(でも誰一人知り合いなんていないからすぐに記憶の中に埋もれてくれるだろう)ことになっていました。
こんな風な感じに、急に母校愛に駆られてしまったのはなぜなんでしょうか。
よくわかりません。
大イベントの中に自分の世界と関わるところがあって、それが世の中の空気と触れて、知らずのうちにスパークして、パチンとはじけるように流されていたのかもしれません。
うまく言えませんが、きっとそうなんだろうと思います。
ではまた。