@JAM EXPOを見てきて感じました。の話

 TIF以来更新しないまま8月が終わり、いつの間にか、陽が落ちるのも早くなってしまいました。
 お久しぶりです。
 
 さて、8月29日に横浜アリーナで行われた「@JAM EXPO2015」に行ってきました。直前になって行けなくなりそうな事態もありました。ですが、とりあえず参加することができました。
 総勢120組近いアイドルが横アリに集まって各所でライブを行うという、TIFとはまたちょっと違ったお祭りだったのですが、会場は横アリの中に8つのステージを組みます。メインアリーナと、通路のスぺースに4つ(うち1つがトークイベントなどで使用)、ホールのような大きな部屋が2つ、外から入るライブハウスの計8つ。そして物販特典会のテントとか、とにかく横アリの中に詰め込みました。って感じの会場設定だったんですけど、TIFよりもステージの距離が近いので一曲聞いて動くようなこともできたんですね。そこらへんは諸々の事情がなければもっと回れたんですけど、いっぱい見れたんでよかったというべきだと考えています。
 
 今回はこんな感じで回りました。(注記の▽は一部分だけ見たもの)

アイドル ステージ 注記
1 choco☆milQ オレンジ
2 Stella☆Beats オレンジ
3 ひろしまMAPLE★S ピーチ
4 RYUTist オレンジ
5 つりビット ブルーベリー
6 Party Rockets ブルーベリー
7 さくら学院 ブルーベリー
8 寺嶋由芙 ブルーベリー
9 Dorothy Little Happy ブルーベリー
10 とちおとめ25 ピーチ
11 放課後プリンセス ピーチ
12 Stella☆Beats 物販
13 ひろしまMAPLE★S オレンジ
14 PassCode オレンジ
15 東京パフォーマンスドール ストロベリー
16 cheeky parade ストロベリー
17 とちおとめ25 物販
18 つりビット ピーチ
19 Party Rockets ピーチ
20 Stella☆Beats ピーチ

 こうして並べてみるとStella☆Beats、つりビット、ひろしまMAPLE★S、パティロケの4組を2本づつ見て、あとは流れで見た感じでした。つりビットは実質パティロケの前だったから見たようなものでしたが、結構楽しく見ることができました。ほかのグループについては安定な流れというべきかと思いました。
 時間も経ってしまったので、簡単に書いていきたいと思うのです。
 
  今年これを見たいと思っていたのがひろしまMAPLE★Sです。もっとも自分の問題で、なんだかんだで1年ぶりの現場になってしまいました。ここは卒業が続いてメンバーも入れ変わっていましたが*1、それ以上に曲とかスタイルが浸透した感じ。2回のステージもいっぱいになって、それでもサークル作ったりをするから、半ばつぶされそうになりながら見てました。ライブも自己紹介的なMCを止めて、持ち時間のほとんどを歌とパフォーマンスにつぎ込むっていうやり方に変えたみたい。新しい登場曲「4112」もサッカーのサポーターみたいに、ヲタが歌いながら登場を待つ(ただし歌詞はないのでメロディーを吠える)って風になっていて、それを聞いていると個人的に燃えるんですね。ある意味自分たちの型が決まったっていうのは大きいように思う。この後ワンマンでのツアーがありますが、最終は年明けに赤坂BRITZが決まっています。
  今自信をもって推せるグループだと思います。

 Stella☆Beatsは最近注目しているところなんですけど、メンバーの個性がはっきりしているのと、表現が大きくできるところがいいですね。もともとは愛乙女☆DOLLの研究生ユニット。だけど最近メンバー5人中3人が相次いで卒業を決めるっていう事態になっています。アークジュエルのまわりのユニットがメジャーデビューを決めたりという中で、ガラガラポンの真っ最中。正直いまもがいている最中なのかもしれませんが、物販の時に聞いた話では「これからいろいろ出せると思うから期待してほしい」だそうです。もしかしたらポーンと飛び出したりするかもしれません。と希望的に思っていますが、どうなんでしょう。

 もがいているグループというと、パティロケはまたも大変なことになってしまいました。今度は藤田あかりがGaletteに移籍、それもあからさまに運営が引き抜くようなやり方には、万策尽きたかと思いきや。なんと他のグループからサポートを受けてTIF等の出演を続けることで逆に話題性が出てくる。そして10月にワンマンライブを行って、そこで新体制のお披露目を行うという発表がありました。今回のサポートアイドルは、1回目はDIANA☆SWEET、2回目はドロシーの麻里ちゃん。ブルーベリーステージの1回目はDIANA☆SWEETの子が歌詞を飛ばしちゃって悔しそうな顔をしていましたけど、2回目の麻里ちゃんとのセッションは本当にはまってました。ドロシーってパティロケにとっては先輩なんだけど、お互いがちゃんと向き合って作ったっていうか、麻里ちゃんも違和感ないくらいにしっかりとしたパフォーマンスでした。

 Stella☆Beatsの前だった、という理由で見たのがchoco☆milQ。大阪拠点の5人組のようです。とりたててこれ、ってものはなかったんだけど、ステージを見ていて、まん中に来る子っていうのは、まん中っぽい雰囲気を持つんだなって気がしました。その真ん中の子(mirei:赤)と、表情が印象に残ったのはオレンジの子(miku)でした。制服が似合いそうな感じがしました。そこらへんは、やっぱりアイドルなんですね。
 タイミングよく、ちらっと見たのがRYUTistで、ある意味いまアイドル界注目の地である新潟のグループ。だけど、1曲終わるたびにずっと拍手が続くさまを見ると、いかにこのグループがファンに愛されているかを感じるんですね。Negiccoもそうなのかもしれないんだけど、こういうのって県民性なんでしょうか。そして、さくら学院を初めて見ました。自分が見て驚いたのは、予想以上にビシッとしたパフォーマンスで、やっぱりこういう所って鍛えられているって感じたことと、ファンが一斉にピンクの小旗を振りだしたことでした。
 
 PassCodeのステージが途中で止まっちゃったことについても、見てきた範囲で書いておこうと思います。
 ひろしまMAPLE★SとPassCodeって仲が良いのか、一緒のステージになることがとても多いんです*2。そういう縁があるのか、今回オレンジステージで続けて舞台に立ったんですね。それで自分もそのまま後ろに残って見ていたんですけど、メンバーが登場して始まるや、狭いスペースでモッシュになってリフトやって、でも連続してパフォーマンスするから曲がどこでどうなっているのかわかんなくて、それでもヲタは何かのタイミングで「はいせーの!」でコールしたりして、またサークル作って体ぶつけあったりする中でダイブが起きて。で、急に曲が止まってメンバーがステージ降りちゃったんですね。何が何だか分かんないまま何かのトラブルってことかと思ってたら、主催側が危険と判断して音を止めたってことがわかって。「出禁だ出禁」みたいな声が聞こえて、「金返せ―」みたいに叫んでいる人もいるというなんだかわからない現場になっていました。ただ、個人的には体ぶつけあうみたいな現場はちょっと引いちゃいます。
 
 メインステージともいえるストロベリーステージにも足を運んでみました。ここは普段ライブで使うアリーナにステージ組んでスクリーンもつけてっていう設定だったんだけど、実際に行ってみて思ったことっていうのは、この規模の客席を埋めること、そしてその客席を熱狂させることがいかに大変かって、ってことです。自分が行ったときにステージでやっていたのはTPDとチキパなんだけど、半分もいるかどうかなって状態で。今回出演したアイドルの人たちがブログで感想上げていて、いくつか読んだんですけど、実のところ「私もこのステージに立ちたいって強く思いました」って書いている人が多くて。確かに大きなステージって夢なんだろうし、でも、メインステージに立てるくらい売れること、そこの客席を埋めること、それは本当に大きすぎる夢のような気がしてなりません。
 なぜかそこで想像したのが、8か月からそこら前のさゆの卒コンのことで。今はDVDが出ているから見れるだろうけど、ラストスピーチで、さゆの背中を通して見えたピンクに光る客席の景色が、それほど人の入っていない薄暗い客席にかぶって見えました。これが埋まったことが、一種のすごい事なんだなって。

 自分もアイドルの成長に一種のドラマというかファンタジーを求めるところはあるんだけど、でも、自分もかなりリアリストになりつつあるのかなってことを感じました。

ENDEAVORRR <Type-B>

ENDEAVORRR

ではまた。

*1:もともと選抜制をとっていることと、通称「銀河猫」と呼ばれる第2ユニットが作られた影響もあると思う

*2:PassCodeの拠点は大阪なのでどこでこんなに共演機会が多いのかは不明