狂ってしまいたい。

前回のベリ中野初日に続いて、15日に静岡市民文化会館で行なわれたBerryz工房のコンサートに行ってきました。
遠征は半年振りです。でも、夜行列車とか使うわけでもないし、午前中に出て静岡行って、と普通に日帰りだったので準備の方も大したことせず、というのが失敗の元。アクシデントで予定が大きくずれてしまいました。そこで落ち着いて体勢を立て直してから、新宿に向かいました。新宿駅に着いたときにはロマンスカーは満席。しかし発車直前にキャンセルが出てミラクル発動。そこから小田原‐熱海‐静岡と終始座っていけました。熱海からは3両編成の短い列車です。天井にはJNR(国鉄)マーク入りの扇風機が回っていました。そのくそ暑い車中に結構な人が。でも、電車の窓から見る夏空はきれい。青い空、白い雲、強い陽射し。

 マジ夏過ぎる。

グッズの列はここでも長かったけど、30分前に入ったら少し並んでTシャツが買えました。静岡からは雅ちゃんのバースデイTシャツ発売で着用者多数。でも僕が買ったのはチョコレートブラウンの日替わりの方です。




今回のセットはこんな感じでした。

1)ファイティングポーズはダテじゃない!
2)恋はひっぱりだこ
3)ハピネス〜幸福歓迎!(映像によるメンバー紹介で使用)
4)笑っちゃおうよ BOYFRIEND
5)ギャグ100回分愛してください
6)友情 純情 oh 青春
7)チュッ!夏パ〜ティ(夏焼・熊井・徳永)
8)Yeah! めっちゃホリディ(菅谷)
9)ハレーションサマー(嗣永・清水・須藤)
10)夏 Remember you
11)お昼の休憩時間。(スクリーン映像)
12)かっちょええ!
13)パッション E-CHA E-CHA
14)夏わかめ
15)蝉
16)21時までのシンデレラ
17)スッペシャル ジェネレ〜ション
18)なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
19)ジリリ キテル

En.1)マジ夏すぎる
En.2)ピリリと行こう!

 前回の中野が2階席ということでしたけど、今回は17列という比較的前の席を確保。
 どうやら、11日の中野の方が特殊だったみたいで、場内には開演前でも危険な熱気が漂っています。開演前に叫んじゃう人はいつでもいるんだけど、なんか中野とはヲタ濃度が違うんです。まぁお盆休みを使って静岡に行っちゃうような人たちですから、ある種の後ろめたさと背中合わせな興奮は、中野初日の比ではなかったですよ。
 本当にベリコンに行くとまわりの人たちの振りまねが多いですね。今回は前の席の梨沙子Tの人がいて、その隣にはピカチュウの着ぐるみが跳ねたりしてたんです。でも、ただ立っているよりは一緒にやっちゃったほうが楽しかった。僕は全然出来ませんけど。でも、前の人と合わせてみたり、佐紀ちゃんに絞って曲を見てみると見えてくるものがあったので、今までよりは出来たかもしれない。2階席よりも、たとえ後でも1階のほうがいいのかもしれないなぁとは思った。
 MCとか、言っている事はほとんど毎回一緒なんだけど、ベリコンの特徴的なところは、現場で「ベリに狂ってしまいたい」と思う、そんな人間が多く集まるところにあるのかもしれません。裕ちゃんだと「狂ってしまいたい」というよりは「包まれる」ような空気が漂うんだけど、ベリコンに行くとそういう危険な空気が漂うのを静岡で実感しました。
 曲としては梨沙子の歌が不安定だった分、雅ちゃんの歌唱力が光ったように思えます。あと熊井ちゃんの背がまた伸びたような気が。茉麻とそれほど変わらないと思っていたのに、頭一つ上行った感じもした。
 「ギャグ100」の時はスタンドマイクを使ったり、「21時までのシンデレラ」で箒を持ったりと何かしらの一手間が掛けてあります。「かっちょええ!」の時には法被を着てお面を持って登場、みんな「ひょっとこ」って書いてたんだけど、佐紀ちゃんともう一人はおかめを持っているのを発見。冒頭と中間に2回寸劇を挟むのも新しい取り組み。秋の舞台を見越しているのかもしれないですね。
 人使いの荒い事務所ですから、この夏の過密スケジュールは心配ですけど、でも、彼女たちの質的成長は充分に感じました。世間的にベリメンを推すというのはどうかという面もありますが、そうであってもまた現場に行きたくなる。やっぱり「狂ってしまいたい」。そういう気持ちにさせるのがベリコンなんだと思いました。

 そんなこんなしているうちに、もう明日はベリフェス*1ですね。
 

*1:新曲のリリースイベント