僕の中での舞波の卒コンが意味したもの、の話。

1年前の今日は、石村舞波の卒コンでした。
その日は僕は会場の前にいて、チケットは取れなかったので中に入ることもなく普通にウロウロしていたんですけど、会場推ししてた人たちは、たいてい仲間内としゃべっていたりするのです。その中にあって僕は一人でした。だから開演中はただウロウロするしかなくて、それで近所の吉野家でゆっくり豚丼を食っていたりしてるしかなかったんです。

 開演は6時半。終演は遅くても8時半だろうと予想されていました。その8時過ぎでした。もうあと1、2曲でしょう。その時、会場前の道路にタクシーが停まり、一人の男がダッシュで会場に駆け込んできました。僕はその時、知り合ったキャプ推し同士でくっついていたんですけど、会場前では拍手、そして「がんばれ!」の声がが起きました。


 今思えば自分も変わったんだなぁ、と。卒コンで会場推ししたのはこれが初めてじゃないんですけど、それまでってどこか「もっと速くこいや」なんてひねた思いしてたんです。でも、この時はそんなこと全然思わなくて、この時関係のできたK野さんと「素晴らしい!」「彼は男だ!」などと言い合うくらいでした。
 やっぱり推しがいるのといないのとは違うというわけではないんでしょうけど、多分、そういう熱くさせる何かがあったんだと思うんですよ。今の娘。の持つある種の健全性に思い入れを持てないっていうのか、それとも、まわりのヲタが発する危険な情熱の「熱」のようなものに引かれたのか。ともあれ、僕が今、娘。よりもベリに惹かれる原因はそこなんだと思うし、それが決定的になったのが舞波の卒コンだったんですよ。