リリースの話。

クリコングッズのひとつ、DVDマガジンを見ました。いきなり涙ぐむなんて反則だよぉ。
でも、 裕ちゃんは本当に俺たちの事考えてくれたんだなぁ、と思った。
リリースっていうのが、歌手にとっては本当に大きなことなんだなぁ、と改めて思います。

実際、例えば倖田さんみたいに12週続けてシングルをリリースする人もいれば、年に1枚のリリースすらしない人もいるわけです。現に裕ちゃんも「第2章 強がり」から「うらら」まで2年2ヶ月かかっている。
そんな中、裕ちゃんには歌手としての欲望のようなものが芽生えてきたのか、「どういうものであれ、聞いた人の心が動いてほしい」と言った。こういった文章でも、読んでくれる人がいる、という実感が書くためのエネルギーになっていくし、そういう実感が見えてこないとモチベーションを維持する事は難しい。そしていつしか他の出来事によって埋もれていってしまって活動停止状態になってしまう。
リリースには様々な要因が絡んでくる事は重々承知である。かつて連続ドラマの主題歌を歌ったある女性の歌手がいる。彼女も最近はインディーズに移って年に1枚のシングルを出す事が精一杯だったりもする。それでも活動は続いている。曲を書き、それを歌い、それによって得た何かがまた曲を書かせようとする。僕は一時期路上で歌うあるユニットを推していた事があって、そのとき路上ライブとかも何度となく聞いていたのだが、その時気づいたこと。それは近くとかでも演奏しているバンドやユニットがいたが、どんなユニットであれ、必ずファンはいたということである。2人とか3人とかであれ必ずそういう人はいて、そういう人は何かしらの心が動いたから、その場所に来ているのだろうと思うのだ。でも、そんな彼らでもリリースはなかなかできていない。ある程度の数を売り切っていないと出せないのだろうということは容易に想像できる。
 裕ちゃんは2年かかったけど、「うらら」のリリースができたのだ。それ自体が喜ばしい事だし、また裕ちゃんにリリースがあったときは喜びたいし、その喜びの声は何かの形で届けばいいと思っている。そして、その声が次のリリースにつながっていくことができたらいいと思っている。