読書遍歴の話。

FCから30日の舞台のチケットが届きました。前目だけど見ずらくはないいい場所です。

さて、ちょっと前の話ですが、マジアサにて、裕ちゃんが漫画の「大奥」（よしながふみ/白泉社）がお気に入りだということが紹介されました。自分も読みましたがかなり面白いマンガでした。が、裕ちゃんこういうの好きだったのかな？とも思ってしまいました。
　裕ちゃんの読書遍歴で一番有名なのは山本文緒の各作品ではないかと思います。ただ、これは裕ちゃんがまだ娘。にいた頃、ちょうど卒業するときの話。僕自身はそれがきっかけとなってあるサイト（現在はない）の管理人さんと交流するようになりました*1。「あなたには帰る家がある (集英社文庫)」と「落花流水 (集英社文庫)」は雑誌*2のインタビューで挙げたものです。ちょうどこの時期に「プラナリア」で直木賞を受賞したこともあって、裕子推しの中でも山本文緒の人気が上昇。サイン会に「中澤裕子さんへ、って書いてサインしてください」と言って来たファンがいた、とは裕ちゃんの対談の中で言っています。他の作家では田口ランディを挙げていた記憶があります。ただ、もう娘。を出てから６年になります。もちろん変化があるわけですが、裕ちゃんのほうからはそういった面の発信はあまりなされていないように思います。だから、いま裕ちゃんの好みは正直に言うとわからないということになってしまいます。
　ただ、裕ちゃんは冒険マンガとかホラーはあまり好まないように思いますし、山本文緒にせよ田口ランディにせよ、ちょっと歪んだリアリズムの志向が伺えます。最近は「一瞬の風になれ」とか「バッテリー」とかの青春時代を描いた小説が人気になっていますけど、そういう感じじゃないのかなぁ･･････ハッピーエンドで終わらせないという意味では村山由佳とか思い浮かびましたけど、ちょっと違うなぁって感じもします。
難しいですね。

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

　

*1:最初のきっかけはイベントで連番したこと

*2:「JUNON」と「ダヴィンチ」