競輪CM「9ways」の話。

だいぶ間が開いちゃいましたね。
さて、最近は、時々テレビで見かける競輪のCM「9ways」が気になっています。
サラリーマン、農家、鳶、公務員、といった自転車をこぐ男たちが、それぞれの生き方をつぶやくんです。

「エリートでいること。人の上に立つこと。それが俺の人生」
「そういうお前みたいな現場を知らない甘ちゃんと闘う。それが俺の人生」
「大学も会社も二流。でもこの人生を二流とは言わせない」
「東京だけが成功か?誰が故郷を守っているんだ」
「体張って汗をかく、そういう生き方しか俺は知らない」
「親の家業を継ぐしかなかった。まわりは遊んでいたのに」
「誰にも縛られない、自由で気ままな人生」
「平凡でもいい。小さな幸せがあればそれでいい」
「第二の人生ってなんだよ?俺は一度も終わってないよ」

人間にはそれぞれのバックグラウンドがあり、それがぶつかりあってレースを形どる。その人々がどんどん合流していって、最後は9人になって*1本物のバンクになだれ込んで「使わせてもらう」「使いたきゃ使え」「邪魔なんだよ、道あけろ」「負けるか!」「負けたくない」そんな声が重なり合ってゴールを通過する、その画面に重なる「勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。」というキャッチコピー。見終わるとズーンときます。ヘビー級といってもいいのかな。「マクール」でも「競艇でこれをやってほしかった」という意見も見ましたし、かなり業界でも衝撃はあったみたいです。

さて、今年の自分を振り返ってみると、プライベートな楽しみ、現場、好きだったもの、好きだった場所、自分の誇り、そういったものが次々と消えていったように思います。奪われたといってもいい。今までも自分を変えるとか、負けたくない、とかいってきましたけど、この奪われたものを取り戻す、そのための一歩をやっと踏み出せたように思います。だから、これから動いていきます。
今は詳しく言えませんけど、いい報告できるように精一杯戦いますのでこれからもよろしくお願いします。

競輪のCMはこちらで見ることができます。
http://ringring-keirin.jp/cm/index.html#
ではまた。

*1:競輪は1レースを9車で行うのでこうなる