賞金王決定戦の話。

結果は吉川元浩選手の優勝、松井繁選手2着、魚谷智之選手3着ということで自分の舟券はハズレということになりましたが、実は出勤前に多摩川に寄って買った舟券が魚谷軸の他に、松井の頭からの総流し。時間の押している状態で急いだため、マークカードの3連単のところを間違えて3連復で塗ってしまい、出てきた券を見て、あちゃーこりゃつかないわー思ってました。実際にトリガミになったんですけど、すっからかんになるよりはマシだったのでしょうか。
さて本題。
今回のテレビ中継は、夏に引退した植木通彦選手がゲスト解説で参加。この植木解説が実にわかりやすかった。例えばスタートラインを通過した隊形が横一線なのとセンターが若干遅れた状態(いわゆる中へこみ)では1コースの選手の心理はかなり違うということ、福岡の特徴である1Mのうねりに捕まるということはどういうことなのかということ、それが実にわかりやすかった。
 今までの競艇中継は基本として解説者がいなかった。一応コメンテーターとして落語家の立川談春がいたことはいたが、植木の解説にはその上を行く説得力がある。競艇チャンネルならば専門の解説者として元選手がついたりしているんだけど、僕のように地上波だけの人だとそうもいかない。だからこれからも解説として出てほしい。
 わかりやすく物事を伝えるというのはやってみると難しい。他のスポーツ、例えば野球とかサッカーでも、アナウンサーと一緒なって騒いで、解説になっていないことしか言わない解説者とか普通にいますよね? ここはこういうところがすごいんです、って伝えるのは難しいと思うだけに、植木解説を聞いて、こういう人がやってくれたら競艇に興味をもつような人が出てくるかもしれないなって思った。
 世の中何がきっかけになるかなんて、わからないんだから。