もうちょっと高校野球の話。

帰宅後にテレビ朝日の「フルタの方程式」を見ていたら、古田がソフトボールの上野投手とバッテリーを組んで、所属チームのクリーンアップと対戦するという企画がありました。実はその中に裏テーマとして1イニングを10球で抑えるという課題が設定されていました。結果としては11球でイニング終了となって課題はクリアできなかったのですが、それをみてて何を思っていたかというと、「おお振りみたいだな」と。「おおきく振りかぶって」ってある種そういう面もありますし。

それはさておき、今なぜか高校野球に惹かれています。「おお振り」もそうですけど、高校野球プロ野球以上に惹かれるのはなぜなんだろうと時々思います。
前回の更新時に書いた「試合終了の瞬間に沸きあがるような拍手がした。それは富山や高岡の学校ではない福野の高校が甲子園という夢の舞台に駆け上がったことへの感謝が込められていたように思えた。天理の勝利を祝うためにおきたものではなかったような気がする」というのはその時の素直な感情なんだけど、プロ野球でそういうことを感じることはまずないです。
確かに富山と奈良の代表校の試合です。下手なわけはないはずですけど、現実の15−1というスコアは力の差として突きつけられたわけで、そういった、すごく残酷な面も高校野球にはありますよね。だから、負けた側の選手がシューズを入れる袋だけじゃなくて、ユニフォームのポケットの中にまで甲子園の土を詰めようとする行為に、ものすごい思い入れの深さを感じないではいられないんです。
そういうことなのでしょうか。そんなことを、夏バテしそうな体調のくせに思ったりしました。

ではまた。

夏空グラフィティ/青春ライン

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