彩陽さん、みのりんのために疾走する。の話

ということで、彩陽さんはみのりんの初の武道館ライブに、奇跡的に早く仕事が終わり終演間際に駆け付けることができたということをブログで報告していました。

日本武道館!おめでとう!!!

実は私、今夜はお仕事で行けないと諦めていました。ですが、無事に予定より早く終わったのです!
慌てて確認していただくと、ギリギリ間に合うかも!とのこと…
一目でいいから、武道館のステージに立つみのりんが見たくて、歌が聴きたくて…

とにかく急いで、武道館へたどり着き、アンコールから聴くことができました。


本当に間に合って良かった…
アンコールからでしたが、最高に楽しませていただいたし、とてもとても感動しました。

大きな会場いっぱいに愛が広がっていて、幸せな空間でした。
http://ameblo.jp/takagakiayahi-blog/entry-10549726571.html

あの九段下のきつい坂を、田安門からも結構距離ありますから、かなりのダッシュになったと想像しますが*1、そこに彼女の思い入れを感じました。


 さて、重要なライブの終演間近に駆け込んでくるというシーンは、過去に自分の中にも記憶があります。それがBerryz工房から石村舞波が抜ける最後の日(2005年10月2日)に行われたライブの時なのですが、過去ログをあたってみるとこんなシーンが。

その日は僕は会場の前にいて、チケットは取れなかったので中に入ることもなく普通にウロウロしていたんですけど、会場推ししてた人たちは、たいてい仲間内としゃべっていたりするのです。その中にあって僕は一人でした。だから開演中はただウロウロするしかなくて、それで近所の吉野家でゆっくり豚丼を食っていたりしてるしかなかったんです。

 開演は6時半。終演は遅くても8時半だろうと予想されていました。その8時過ぎでした。もうあと1、2曲でしょう。その時、会場前の道路にタクシーが停まり、一人の男がダッシュで会場に駆け込んできました。僕はその時、知り合ったキャプ推し同士でくっついていたんですけど、会場前では拍手、そして「がんばれ!」の声がが起きました。

 今思えば自分も変わったんだなぁ、と。卒コンで会場推ししたのはこれが初めてじゃないんですけど、それまでってどこか「もっと速くこいや」なんてひねた思いしてたんです。でも、この時はそんなこと全然思わなくて、この時関係のできたK野さんと「素晴らしい!」「彼は男だ!」などと言い合うくらいでした。
http://d.hatena.ne.jp/chimadinho/20061002

 駆け込んできた男の事情は後日知ったのですが、彼はどうしても当日地方にいなければならなかった。でも、それまでずっと応援してきたメンバーのことだから、どうしてもこの場に立ち会いたかったんだ、見送りたかったんだという気持ちを吐露していたことを思い出します。そこで用事を片付け、飛行機で羽田に飛び、到着後はファン仲間にメールで手引きされながら、新宿の会場まで駆けつけたとのこと、そのときの彼と、文章の中の彩陽さんの姿はダブって見えます。

 彩陽さんがみのりんの武道館ライブのことを祝福したい、という気持ちがいかに強かったか。それが不思議に仕事が早く終わるという奇跡を生んだのかもしれないと、僕は考えます。もしかしたら、強い思いこそが、何かにおいても道を切り開くきっかけになるのかもしれません。

*1:車で会場前に入れたかどうかわからないのです。多分規制があったと思ったので