キタエリのトークライブに行ってきましたの話。
専修大学の神田鳳祭といえば、自分の母校であり4年間通った場所*1でもあり、そこに通う学生の小規模な学園祭*2でもあるのですが、今年の神田鳳祭は声優研究会が喜多村英梨(通称キタエリ)さんを呼んでトークライブという企画を盛り込んでくれました*3。
定刻より若干押して開始、登場したキタエリはボルドーレッドの柄タイツ、白ワンピにネクタイ、頭にもボルドーレッドのニットキャップという格好でした。形式は司会の女性と二人でトークという形になります。
憶えているところだけ書き出してまとめてみます。
前日は徳島でのイベントから帰って、家で今度歌う歌*4の練習をしていたら目がさえてしまって、3時間くらいしか眠れなかった。朝がヤバかった。とのことでしたが、お客さんの前に出るとさすがに目が覚めますねとのこと。ちなみに会場の教室は校舎内で3つある大きい教室のひとつですが、300人程度入れると思う座席は満席でした。
――今日の服装について。
「最近はノルディック柄っていうのが流行っているみたいだから、とりあえず店に行って、マネキンが着ているものならまちがいないだろうと思ってこれください、といって選びました。全部で6000円くらいかな(場内より驚きの声)」
――声優になったきっかけについて。
「小さい頃から、母親がこういう業界に興味を持っていて、自分にもそういう話をしていて、セーラームーンにも影響されてたし、子どもにしてすでに声優になろうと思っていたけど、子どもの頃だとどうやったらなれるかわからなかった。それで劇団に入って映像の仕事とかをしてた。親も同じところで稽古を受けていたので、親の稽古が終わるまで待っていました。だから親も理解してくれたというより、煽っていた感じでw 五体を使って演技する経験は声優として演技する上で役に立っています。でも、五体で演技していた感覚でいると、声で演じている時にもっとうまくやれたのではないか、と壁を感じることがあります」
――トークライブみたいな仕事について。
「ファンの方と接することができるのは好きです。今日もいっぱい来てくれて、ホッとしています......。キタエリペロペロー!」
一部の客「キタエリペロペロー!」
「こう反応が帰ってくるので、うれしいですね、よく訓練されているというかw」
――声優の仕事について。
「映像の仕事をしてた時とかって、結構仕事と仕事のスパンが開くことがあったんですけど、声の仕事ってスパンが短いんですね。私もアニメだけじゃなくて、ゲームの声とか、ラジオもやっているし、それで、プライベートでも仕事の準備しなきゃとか、考えちゃうことがあるんですね。台本も1回読んで終わりにはできないんで。でも、この前は8冊くらい台本持っている子がいたし」
隣の客「…………竹達(彩奈)だろ……」
「……自分はうまくやれていると思います」
質疑応答に移ります。
――癒しの時間はどんな時?
「まだ結果出ていないんですけど、冬コミに出ようと思ってイラスト描いてるんですけど、乳とか尻とか結構出てるやつですwwその絵にphotoshopで色乗せるんですね。それで尻の線とかをうまく描けてハイライトとか乗せる瞬間は至福の瞬間ですねw」
――美しさを保つ秘訣は?
「自分はあまり美しいとは思ってませんけど、一応、外に出るときは服選んだり、化粧するなりして武装します」
――冬コミに出す作品の進行具合は?(場内から)
「ペン入れが時間かかってます。色乗せるのは自分のお気に入りというかそういうのあるから難しくないんだけど、自分はデジタルで絵描けないんで、紙に描いて、Gペン丸ペンはうまく使えないんでボールペンでやってます。あと、ドラマCDとかブロマイドとかも作ろうと思っているんで。一応サークル名は「エリエール」で、ティッシュのエリエールですよ〜ティッシュの必要な絵を描きますよ〜www」
――好きな男性のタイプは?(場内から)
「そうですね、まぁ異国から来て「これがこの国の……」とか(以下略)」
(筆者注:スイマセンこのあたりよくわかりませんでした。『紅茶王子』のキャラだそうです)
――井上麻里奈さんがツイッター始められましたけど、キタエリさんとはいつもあんな感じでいちゃいちゃいしているんですか?(場内から)
「麻里奈ちゃんは、一緒になるとフトモモに手入れてきたりするんですけど、後藤沙緒里と一緒でw、でもいつも仕掛けてくるのはあっちなんですよwあれは、私がいろいろと教えてあげて、アカウントとパスワード入れるだけの画面見せられたりして、それでああなったんですけど、基本的に仕掛けてくるのはあっちです」
――自分はゲームクリエイターを目指していますけど、喜多村さんが面白いと思うゲームってどんなのですか?(場内より)
「私はマルチエンディングで、分岐は多いほうがいいですね。一本道だと終わったあとでまた楽しむようなことができないので」
――声を保つために気をつけていることは?(会場より)
「自分は水とかよりもドロッとした感じのもののほうが合っているみたい。お茶(特に烏龍茶)はのどの油を取っちゃうみたいなので避けてます。マスクもします。ゲームとかは7000ワード(?)の長い仕事になるんですけど、そういう仕事のあととかは医者からもらった消炎剤のようなものもつけたりします。あまり薬に頼らない方がいいのは確かですけど、でも、後の仕事に影響しちゃうようなことは、プロとしてはよくないことだし、後の仕事の人には関係のないことだからそこはちゃんとやるようにしています」
最後は会場内でじゃんけんをして勝ち抜いた5名様にサイン色紙がプレゼントされました。
終始ハイテンションなラジオのキャラそのままに面白く話をしていましたけど、その中にちらちらっとプロ意識の見えたところが貴重だったような気もします。
あと、フォロワーさんの中に専大生(OBか現役かはわかりませんでした)がいたのはちょっと驚きました。お互い顔がよくわかっていない状態のためお会いすることはできませんでしたが、意外なところで人ってつながっているものなんですね*5。事実誤認等ありましたらそっと教えてくだされば幸いです。
ではまた。