いわゆるAKB商法のようなもの、の話

 今朝の朝日新聞ももクロがなぜか特集されたのですが、いわゆる「AKB商法」に追従する後発のアイドル、という論調で書かれたコラムでした。ただ、一読して?がつくような、すごくわかりにくい文章だったので、正直記者自身がよくわかってないのかなと思わざるを得ない記事でした。
 まず、今のももクロって50枚積んでなんとか、みたいな露骨なやり方ってやってないように思うのですが、そのあたりは全く触れられていません。ミライボウルのときはどうだったかなって思っているのですが、1枚で握手、限定版×2と通常版でチェキだったように憶えているので、一体いつのことを書いているんだ?という「ももクロchan」スタッフのツイートもわかろうというものです。どうやら筆者は彼女たちが売れているからってすごいわけじゃないんだ、ってことをいいたいようなんですけど、そこで引っ張ってきたのが「『すごい』は元からすごいのではなく、周りがすごいというからすごくなる」そしてその「すごさ」は崇高さからフレンドリーなものに変わってきている、という論考でした。故にアイドルは接近を競うようになるということを言いたいみたいですが、何がいいたいのかわからない、そういうものだったのは事実です。
 ただ、そういう論考に乗ってみると、誰かがすごいという→認知が広がる→人気が上がる→多くの人の意見が集約できる→作品の質的向上が図れる→すごくなる、というプラスの循環が図れるようになればよいのですが、そのためには「認知」、誰かがすごいといい、それが広がらなければいけないわけで、そこをどう考えるか、それによってはまた新しい形のアイドルが生まれてくるのかもしれないと思っています。
 プラス方向に考えればそういうことなんだと思うのですが、記者は「今売れているからってすごいわけじゃないんだよ」とかいう考えばかりしていたのかもしれません。そういうことまでは考えが至らなかったようですが、自分も正直よくわかっていない。だから、もう少し考えてみたいと思います。

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 ではまた。