鳩のあやまちの話。


アルゼンチンの作曲家、グアスタヴィーノの作品で「鳩のあやまち」。
去年、鳩山首相が退陣した日にottavaで流されてリスナーの間で評判になったことで知った曲です。
今日、内閣不信任案の採決が行われて、御存知の通りに否決されました。
鳩山さんは賛成するとか言っていたのに、直前になって菅首相と会談して反対に転じ、
首相の「めどが立ったら」という辞任カードを切られて、
賛成すると言っていた小沢グループも大半が反対票か棄権を選択し、本人は議場に姿を見せず。
結局ふたりだけが賛成票を投じ、無駄な時間を費やしたかのようでした。

鳩はまちがった
まちがってしまった


北へ行くはずが南に行った
麦を水だと思い込んで
まちがってしまった


海を空だと思いこんで
夜を朝だと思いこんで
まちがってしまった


星を夜露と思いこんで
日射しを雪と思いこんで
まちがってしまった


きみのスカートをきみの上着と
きみの心を自分の巣と
まちがってしまった


(鳩は岸辺で眠りについた
きみは、とある枝の先で)

「鳩のあやまち」*1

歌詞のように、自分たちもまちがえてしまったのかもしれません。
鳩だけが過ちをおかしたのではなくて。
空虚な一日だったように思いました。
ではまた。