ももクロ、CDショップ大賞を獲得する。の話

http://natalie.mu/music/news/65122
 公式サイトが重いのでナタリーの記事にリンク張りましたが、アルバムの「バトルアンドロマンス」が受賞作品となりました。ノミネートは知っていましたけど、大賞になるとは思っていなかったので正直驚きました。
 この受賞はBARを「売りたい」という店員の投票によって受賞となったものです。CDショップ大賞というのは、推測ではありますが本屋大賞に影響されてできたものと思われます。そして、書籍以上にメディアの影響が大きい音楽において、この受賞は価値があると思います。

 その受賞に対するツイートを読んで考えたことですが、ももクロの今日までの盛り上がりにおいて、多く言われるのは、プロレスのようなネタとか、奇抜な格好とかのギミックです。でもそれが単に「変なことをする子」で終わらなかったのは、2010年のHMVで起きた「このジャンプがアイドルの歴史を更新する!」のような店頭での盛り上がりがあったことを思い出しました。あのジャンプ以降もショップがももクロを推した。そこで起きたちょっとした波動が他のショップ、そして他のメディアにも伝わり、今の大きな盛り上がりに与えた影響は決して少ないことではないと思ったのです。
 店員も商売人である以上、自分たちの手で何かを成し遂げたい、ムーブメントをつかみたいという気持ちはあると思うんですよね。ももクロの今の盛り上がりは、みんなで神輿を担いだことの一つの形なのかもしれないとも思う。ならば、今回の受賞は販売員の「売りたい」という気持ちにメンバーが応えたことに対する栄誉だと思うし、いろいろな意見はあると思いますが、それだけの価値あるものだと思います。