「おじクロ」の話。

 紀伊国屋ホールで「おじクロ」という舞台があるみたいです。

いわゆる「ももクロ」に、僕、ハマっちまったのです。ええ、大人ですよ、人生の酸いも甘いも人並みには知ったつもりですよ。その自分がいまさらアイドルのファンになるとは思っていなかった。どうしちゃったんだろう俺、弱っているのか。同じ思いのオヤジは多いらしく、コンサートDVDのレビューコーナーでは、「号泣しました」「人生が変わってしまいました」と、いい年こいたと思われる男どもが興奮と感動と戸惑いを熱く語っている。
僕も一晩中、語りたい。「ほかのアイドルとは全然違うんだよ!」「夏菜子のえびぞりジャンプは一瞬にして世界を輝かせるんだ!」「全力であるってことがどれだけ人を励ますのか、僕はももクロに教わったんだ!」・・・目を伏せないでほしい。信じてついてきてほしい。ももクロにハマるオヤジの心には、笑いと悲しみと、シビアな現実と戦おうとする熱いドラマがたっぷりあるのである。
【紀伊國屋ホール】 ラッパ屋公演「おじクロ」(2012年11月8日~18日) ※本公演は終了しました。 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

 紹介文がすごすぎるんですけど、最初思ったのは、娘。とかでこういうのってあったかなぁって思ったことなんですね。自分より年上のオヤジの世代がAKBに熱を入れているのは最近よく見かけるようになりました。けど、AKBや娘。じゃなくて、ももクロでこういう風になるのがビックリです。
 「Quick Japan」のなかで小島和宏さんが、ツアー会場からのタクシーの中で「今日は何のイベントなの」と運転手に聞かれて「ももいろクローバーって知ってます?」「ああ、最近テレビで見るね」という会話になったことに感動していましたけど、対世間でこういう出来事がいくつも起きていることに、本当に人気の広がりのようなものを感じます。メンバーとか全然関係ないし、そういうところで芝居を書けちゃうのが驚きました。
 それにしても、ポスター画像のオヤジのエビジャンプいいですね!
 ちょっと見てみたくなりました。最近、舞台行ってないし。

 ではまた。