いわゆる聖地とそのイメージについて。の話
日経エンタテインメントの12月号はアニメ特集だったんですけど、その中でちょっと気になったのが「聖地巡礼特集」のページでした。
言わずと知れた鷲宮とか豊郷町、最近だと鴨川や秩父もそこに入るのですが、そういったアニメで登場する場所をまとめてみたマップが掲載されていました。
で、そこを見たのですが、なんとなく違和感を感じてしまいました。
それはなぜかというと、「え、ここなの?」という場所が「聖地」として紹介されていたからです。
小諸だと聞いていた「あの夏で待ってる」は軽井沢。
金沢大学だという話が有名だった「AngelBeats!」はなぜか岡山県高梁市。
京都になぜか「ゆるゆり」が載っている。
以前、地元との取り組みも紹介されていた「とある」シリーズの立川市が登場していない。
それで「ええっ?」とか思っていたのですが、
よく見ると注釈に「このマップは『アニメ勝手に応援プロジェクト』のメンバーが聖地と思われるところを挙げたものです」とあったので、なんだそれはと思っていたら、要は雑誌とAT‐Xがタイアップして集めた女子のグループがあって、それが選んだ場所ってことだったようです。
確かに「ここがない」「これがない」という苦情が出そうなテーマではあるわけで。
でもなんでこうなるの?って所はあったんで調べてみました。*1
「AngelBaets!」の高梁市は直井の家、「ゆるゆり」の京都は修学旅行で清水寺に行ったシーンでした。
そう考えると、場所というよりシーンなんでしょうね、彼女たちの聖地は、きっと。
AB!の場合はどうしてもメインの舞台である学園のモデル、金沢大学を自分は選んだでしょうし、ゆるゆりで京都は挙げなかったと思います。京都に修学旅行ってゆるゆりだけじゃないので。
これが男女差なのか、それとも個人差なのかはわかりませんが、「聖地」という場所のとらえ方は違うんだなってことを感じました。
ではまた。