なんかデッド・ゾーンのなかで、の話。

 河西智美の写真集の告知が問題になったヤングマガジンの回収騒ぎの時に「河西ってやめたんじゃなかったの?」って店で聞かれて、答えに迷いました。辞めたのかそうじゃないのかわからない、いつ辞めるのかもわからない、そんな状態だったから「やめるとは言ってたけどやめたわけじゃないみたい」と答えたら、なんだそれみたいな反応が返ってきて、二人してわけわかんない、みたいな感じになってました。
 そんな中、ゆきりんの主演するテレビ東京の「ミエリーノ柏木」というドラマがあるんですけど、別れさせ屋の裏稼業を営むカフェ店員のゆきりんに備わった特殊能力が、握手をするとその人の恋の未来が見えるという力だそうで。その能力を聞いて想像しちゃったのが、スティーブン・キングの『デッド・ゾーン』という小説でした。
 もちろん、スティーブン・キング作品だけに恋の話ではなくて、特殊能力が宿った主人公が、ある時、握手した男が、政治家として成功して世界を荒廃に導くという未来が見えてしまって、その男による世界の荒廃を阻止するために行動するという物語なんです。だから、もしかしたらゆきりんが自分の恋の結末を見てしまったり、その結末が昼ドラみたいな壮絶なものになったりとも想像できそうかなって思うのです。そういうホラー映画みたいなドラマにはならないとは思うのですが……。今日もなんか支配人が変わるとか、信任投票が行われて残ってほしいから不信任したら研究生扱いになってどうのこうのというのがきょうのTLで話題になっていましたけど、なんか雲の中(デッド・ゾーン)で有耶無耶のうちに進んでいるような感じがしますね、あっちの界隈は。

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)