Party Rocketsと小桃音まいのイベントを見てきました。の話

　先週の日曜日はいくつかの現場を回しました。
　といっても、TLでは４つ５つと回した人もいたようですが、自分は相変わらずの無計画行動。暑いということで起きてはダラダラとテレビで高校野球を見てしまい出遅れ。結果遅刻です。
　その最初の現場は秋葉原で行われたParty Rocketsの予約イベントでした。フォロワーの人が熱心につぶやくので気になっていたのですが、彼女たちはドロシーの後輩にあたります。ドロシー同様に仙台拠点だから週末のたびに上京するというのは大変だよなぁと思うのですが、ドロシーもそうだけど曲がいい。新曲「セツナソラ」もそうなんだけど、すごくいい感じで聞ける曲だし、伝わってくる感じです。この日７曲やった中では、まだ音源化されてないようですが「Rainbow」という曲が特に印象に残りました。100人ぐらいの客の方も大騒ぎするというよりは、見守りつつ熱心に声援するという感じ。なんとなくそういうところも好きですね個人的に。握手会も参加したのですが、いい曲だね、聞けてハッピーだよ、って伝えると喜んでくれました。握手の対応とかは神だ塩だといろいろ出てきますけど、この日が神なんだか塩なんだか自分にはわからない。ですが、応援しがいがあるというものです。

　「show you guts cool say what 最高だぜ！」の「ロウきゅーぶ！」の看板を横目に秋葉原を散策したのですが、人も多いし、そして炎天下の中でチラシを配るメイドカフェの店員たちがまた多い。良くも悪くもごちゃごちゃした感じは否めない。どう見ても鼓笛隊だろうという衣装の人もいたのですが……話のネタに入ってみたんです、メイドカフェ。
　失敗でした。
　エレベーターのドアが開いて店の中に入って言われた言葉が、
　「あれ？　初めてじゃないですよね？」
　行ったことのない店なんですけどね……。
　それはともかく、店の中は常連さんの多い店って感じの店内でした。そこにちょうど誕生日の客がいた様子で、店内の照明が落とされ、お祝いのイベントが始まりました。いつの間にかサイリウムが配られ、店内のステージでメイドさんが歌うことになって、流れた曲がなぜか「まっさらブルージーンズ」。そうすると、注文したアイスコーヒーとパフェを食うよりも、サイリウムを折って振って声を上げてしまう、悲しきヲタの性ってものが発動してしまいました。もう1曲よくわからない曲が始まると、客が「よっしゃいくぞー」と席についたままMIXをはじめ、手の空いていたメイドさん1名がフロアでヲタ芸を打ち、客がなんとなく喜んで、そのあとで記念撮影している。ということで、何なんだこの現場は、とか思いながらズズズーとアイスコーヒーを飲みました。
　ということで常連さんらしき人に囲まれてぼーっと時間を過ごし1時間もしないうちに出たのです。冷房が効いているのは無駄ではなかったですけど、支払は2100円。今にして思えば、この2100円で特典を握手からチェキにできたんだよなぁーとすごく無駄な金の使い方をした気持ちになってしまいました。

　そして、秋葉原を後にして向かった先は池袋の東武百貨店。まぁ普通に帰り道なんですが。最近はここもイベントたくさんやるようになったなぁと思うのですが、思い起こせば初めてももクロを見たのがここでした。当時は屋上の飲食の丸いテーブルを囲んで数人のヲタがぐるぐる回っていて*1、それを「どこの現場でも変なことをする人はいるんですね」などと書いていたのですが。
　この日のイベントは小桃音まいさん。通称まいにゃ。もともとインディーでかなり活躍していた人です。その彼女が今回メジャーデビューということで連日続くイベントの最終日*2でした。
　「民族大移動鼓笛系アイドル」というのが、彼女の枕詞となっています。ただ衝撃的だったのは、実際にイベント始まってみるとヲタが本当に大移動するんです。というのは、曲が始まると舞台の前の方に固まったり、輪になってMIXやったり、その輪の真ん中にいるヲタがステージのまいにゃと１on１みたいな感じで指差しあったり、それが間奏のたびに何度も続いたり（そのたびに1on１の相手は変わる）、ステージ上のまいにゃと一緒に小旗を持って、スペースの端から端へ行進したりと、これまで自分の見てきた現場とはだいぶ違うからすごくギャップを感じました。ですけど、何かその輪の中に入りたいような入りたくないような、そんな気持ちになったのは確かです。握手はしましたけど、メジャーデビューの喜びなのか、イベント完走のほっとした気持ちなのか、目が潤んでいた気がするのです。

　いまだにこういう場はまだ慣れない感じがします。といって、変に慣れちゃうのも違う気もしますが、現場が楽しいというのはいいことだし、無銭であってもそういった現場が増えてきたのは自分にとってはいいことだと思うのです。