クリスマスは終わった。

 最近リリースされた彩陽さんのアルバム「melodia2」にはマライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」のカヴァーが収録されているのですが、かつてケーキ屋に勤めていた人曰く「この曲嫌いだ」とのこと。
 徹夜でケーキを作らされたことしか思い出さないからだそうです。
 まだパティシエという言葉が一般的でなかった頃の話です。

 本屋においても一番の増売期です。
 実際、絵本と図書カードがどんどんと売れて。そして、次々と依頼される包装。それに備えて店では10月頃から包装の練習が行われて、でも絵本はいびつな形が多いので同じ形というものはほとんどなくて。筒になった地図を包んでくれと言われたのは一瞬面食らったのですが、アルバイトに指導する立場になった自分は逃げるわけにはいかず、紙の筒だからつぶれちゃうのを苦労しながら包みました。その他の問題もあり、一番苦労したのはもちろん店長ですが、自分も気持ちの浮き沈みや緊張のせいで吐きそうな思いまでしたりして店に立ってました。
 25日の夜はツリーを片付け、クリスマス関係の装飾は全部排除、正月休みの間の商品補充の準備、とバタバタの仕事ぶり。
 そんなクリスマス。
 「ももクリ」はじめ、現場の話題とかもなにもなく、ロマンチックに浸る暇もなく暮れていきました。
 
 もう今年も終わるんだぁ。
 ではまた。