ガッタス逆転優勝への可能性を考える

 最近スフィアリーグのネタばかりになってしまっていますが、もう少しこの話題で考えてみたいと思います。
 さて、第4節においてチームドリームが優勝したことにより、ガッタスの総合優勝に黄信号が灯っています。サイト回ってみた限りでは早くも諦めた方も見受けられますが、本当に逆転優勝は難しいのでしょうか。今回はそれを考えます。


 第4節終了時で、ガッタスカレッツァ・ドリームの上位3チームに優勝は絞られたと考えていいと思います。この3チームの成績はこうなっています。

      勝点(節間成績) 得失点差
ドリーム  17(1466)   +9
ガッタス  14(2624)   +4
カレッツァ 13(6241)   +3
*1

 残りは2節あります。スフィアリーグにおいて、1節での逆転が完全になくなる勝点差は、理論上では7点差です。逃げるチームがリザーブ落ち(0点)、追うチームが優勝(6点)の場合でも、7点差があれば届きません。つまり6点差までなら1節で追いつけるのです。同点に追いつけば得失点差の勝負となります。しかし、現状ではドリームのリザーブ落ちというのは考えにくいのではないでしょうか。それは、ガッタスカレッツァが1回戦で直接対決して勝利したとしても、ドリームが他のチームに敗れてリザーブ落ち、という展開は考えにくいからです。と考えれば6点差をひっくり返しての優勝は期待できません。ガッタス次節で最大5点差までにとどまる必要があります。現在この2チームには3点差があるので、次節でガッタスが1回戦・準決勝で敗退した場合、ドリームが優勝すれば1節残して総合優勝となってしまいます。つまり、第5節でのガッタスは決勝まで進むことが必要となります。決勝戦であれば、たとえドリームに負けたとしても、5点差でとどまることになり、自力優勝の目はまだ首の皮1枚残っているからです。

 5点差で最終節となった場合は、ガッタスは初戦でドリームを倒し、優勝すれば5点差が縮まり得失点差の勝負となります。確かに得失点差は4節の時点で5点差があります。しかし、最終節1回戦でガッタスがドリームとの対戦を選択し、そこで勝てば、ガッタスは1試合多く試合が出来ます。その多い1試合を生かして大差の勝ちをもぎ取って優勝すれば、得失点差を逆転しての総合優勝も決して不可能ではありません*2
 
 今度はカレッツァの立場で考えてみましょう。カレッツァの場合はドリームとの勝点差は4点です。ガッタスと違い、カレッツァはドリームより下の成績になると6点差になってしまいますので自力優勝がなくなります。なのでドリームよりも上に行かなければなりません。トップとの5点差以内を確保しつつドリームよりも上にいくためには、決勝に行く前にドリームを倒すことが必要です。そうすればドリームの勝点は19までしか伸びません。そこで優勝すれば勝点19で並び優位に立てますし、2位であっても17なので、優勝がガッタス(この場合の勝点は20)であってもその差は3点で、充分に優勝は可能です。


 第5節の対戦選択はドリーム・ガッタス・浅井or四谷・カレッツァorミスマガ・YJ・ファンタという順で行なわれます。ここで、ガッタスはドリーム潰しを狙って同じ山を選ぶ必要は決してない、ということは強調したいと思います。それよりも着実に決勝戦にコマを進めるのが大事です。ギャンブルを狙うのは最終節で充分です。ドリーム以外が決勝の相手ならば、時間内で勝って勝点差を詰めればいいし、できれば2点差以上の勝ちがほしい。ドリームが決勝の対戦相手になった場合は、形がどうあれ勝てばOK。PKでも大丈夫です。最悪スコアレスドローのPK負けであれば、首の皮一枚残っている。ですから、第4節の結果にうろたえる必要は全くありません。第5節で、カレッツァガッタスと同じ山を選んで決勝進出を狙うというのも考えられます。カレッツァ優勝、ドリーム2位・ガッタス3位の場合は勝点がそれぞれ19・21・16で3チームに優勝の可能性は残ります。が、カレッツァガッタスで星の潰し合いをしても、ドリームが優勝すれば総合優勝で1節残して終わりです。カレッツァには第4節と同様に、第5節でもドリームと同じ山を選択することを希望したいと思います。
 第5節は8月に大阪で行なわれるという説が有力となっています。こんこんが抜けました。舞台があります。事務所の屋上にフットサルコートまで作っちゃう、そんなドリームは強いです。情況は厳しいです。でも選手はそのことは百も承知でしょう。自分も敗戦直後はかなりうろたえました。しかし、今から諦めることはまだ早い!、とだけはゆいたいです
 
 
 誰よりも信じてあげなくちゃ。

*1:スフィアリーグの公式サイトではドリームの勝点は18となっているが、手元で集計したら17なので17とした

*2:ドリームが入れ替え戦で大量点を取ることが考えられる、というか多分狙ってくる。その時はその時で