第22回女子王座決定戦の話。

優勝戦は4コースからのまくり差しで、新田芳美選手が初優勝となりました。

優勝戦のメンバーというのがこの6人で、2と3以外は全員過去に優勝経験がある選手という豪華なメンバーとなりました。

1)横西奏恵(徳島) 
2)淺田千亜希(徳島)
3)新田芳美(徳島) 
4)谷川里江(愛知) 
5)山川美由紀(香川)
6)寺田千恵(岡山) 
レース結果

スタート展示で4号艇がインを奪ったことで、本番の進入が注目されたんですけど、半ば強引に1コースに入ろうとする4号艇をブロックして1号艇がインをキープ。しかし、かなり深いインになってしまったので、14/23/56という2対2対2の隊形。そこから、「一発穴開けるならこの人」だと自分が思っていた5号艇がズバッと決めたスタートから一気にまくりに行ったところ、1号艇がそれに抵抗して艇が接触、5号艇が飛んでその内を3と6、遅れて2という3艇が差してきました。
バックストレッチで前に出たのが3号艇、そのすぐ外を体勢を立て直した1号艇が追走したんですけど、2Mを先取りした3号艇が抜け出し、1号艇の追撃をかわして優勝のゴールを駆け抜けるという、ドラマチックなレースとなりました。
ニフティのレポートにもありますけど、これほど白熱したレースも珍しいです。最近のSG戦線とかだと、枠なり進入から1号艇がイン逃げ、という形が多かったので、それだけだと面白くないという声は結構耳にします。それだけに、そうならなかったこのレースは「人」の持ち味が見えてくる、という点が自分を興奮させたんだろう、とも思います。


参加選手の皆様お疲れ様でした!!