サイリウム企画の話。

20日の東京厚生年金会館での娘。コンではガキさんの誕生日を祝うサイリウム企画(緑)が行われたそうです。
それ自体はガキさんが非常に喜んでくれて、成功という結果をもって終了したわけですけど、早くも次次と企画が立ち上がっている*1模様です。
 それについて、企画者の覚悟を問う書き込みがなされたりとかしているのを、複数のブログで見かけました。
 確かに最近はサイリウム企画の数が多い気もします。でも「他に何があるのか」といわれると簡単に思いつきません。サイリウムを使わなかった企画としては、過去にはミキティの誕生日を祝うという目的で「ひまわりの造花」を掲げるという企画がありました。そして昨年の娘。の春ツアーではこんこんの誕生日を祝うという目的でピンクの布を配布して、ということもあったそうです。

 娘。とかでは「誕生日=ファンによる企画」という図式が多いですけど、ここ2年ほど聖誕祭の行われている裕ちゃんの推し界隈ではそういったことは行われていません。2004年6月19日には、なちコンのゲスト出演がありました。その時に一部のファンによる呼びかけが行われました。しかし、この時は呼びかけ人に「主役はなっちなんだから、紫サイリウムはおかしいよ」との反対意見が多く立ち消えになっていますし、2006年の聖誕祭でも呼びかけのようなものが行われたようですけど、自分が出入りしているファンサイトでの告知のようなものはありませんでした。僕は他のところで耳にしたので一応「迷っているんなら紫を推奨。俺は紫にするよ」程度に書いたのですが、結局、紫サイは多少増えはしましたけど、大半は使わなかったり他の色をそのまま使ったりという状況。つまりは成立しなかったのです。実際推しの方に会って話すとサイリウムじゃない何かができないか、安易にサイリウムでいいのか、と思っていた。だから持ってこなかった」という意見が出て、企画者も意見をまとめきることができずに終わるという結果になっています。この時の僕は企画をやらなくても、裕ちゃん=紫という図式は、ほとんどの推しは知っているから、自然と紫になるって思っていました。その前の年のメロン記念日のライブで、企画の呼びかけとかがなくても一面緑だったのが、僕にとってはすごく衝撃でした。裕ちゃんの現場においてもそうなるのが理想だ、というかそうなってほしいって思っていました。そのためなのか、自分も宣伝には気が進みませんでした。そして、今年の聖誕祭は呼びかけ自体を見かけませんでした。でも、裕ちゃんの推しが誕生日を祝いたくないわけではなく、企画などが嫌いというわけでもないとは思います。なぜかというと、発売中のライブDVDを見ていただければわかるように、企画なしでも充分に裕ちゃんは喜んでくれたし、それだけの声援をファンは送っているんですよ実際。舞台の時の「のれん企画」や、今年の聖誕祭のアルバム企画でも結構な数の裕子推しが参加したと聞いています。

 「祝いたい」という気持ちと、「他のメンバーがやったのだから、自分の推しも祝わなければ」という想いのなかで葛藤があるのならば、無理してやらなくてもよいのではないでしょうか。企画は義務ではありませんから。声だけだって充分伝わりますし、勇気を持ってサイリウムは「やらない」という選択肢があってもいいし、そうして出した結果を責めるのは違うと思います。でも「やる」と決めたのならば、その意気込み自体は悪いことではないのだから、最後まで執念を持って万全の準備をしてやればいいと思います。現場とかでも告知しているのを時々見かけます。今年のベリのSSAの時も「この歴史的瞬間を皆でお祝いしよう」という、いろいろなサイトでの呼びかけがあったからこそ、僕も宣伝の一翼に加わらせてもらったわけです。結局僕はSSAの現場に参加してピンクのサイリウムを振ることはできませんでしたけど、その思いだけは伝わったし、伝えたかった。多分誰の企画であってもそういう思いは皆持っていると思います。だから、こういった企画があるのなら、それはファン全ての共有のものであってほしいと思います。仲間内だけで終わらせてほしくない、少なくとも僕はそう思っています。
 自分はもう現場に行く機会が大きく制限されてしまっているので、そういった企画に参加することも難しい状態になっていますけど、そういう想いをもっていることだけは書いておこうと思いました。

最後に企画者さんの想いが最後まで貫かれ、企画が成功することを願って終わりにします。
それではまた。

*1:10月28日の後藤真希ツアー最終日(オレンジ色)、11月11日の田中れいな誕生日(青)など