クリコンの話。

今回参加してみて思ったのが、声が出てるっていうのがいいです。
特に「長良川の晴れ」とか、そのあたりの声には伸びとしなやかさのようなものを感じました。
やっぱり去年の大阪は悪天候、横浜・名古屋ではコンディション調整に失敗して残念な結果に終わったわけで、裕ちゃん・客のお互いが幸福になれる現場というのは、やっぱりいいものだと思います。裕ちゃんもそこの責任感は感じていたんでしょうか。度々MCで言ってましたし*1
今回僕が夜の部を取らなかったのは、悪天候で多くの遠征組が泣いたという去年の事とか、仕事に穴をあけられないという僕の事情とか、いろいろありますけど、最終的には裕ちゃんのライブは終演時間が読めないという現実がありました。しかし、今回の夜公演に参加した人のレポを読むと、近鉄難波駅20時30分発のアーバンライナーでも帰れたらしい。以前元気ダッシュの観覧で大阪に行った時は、難波21時00分発で名古屋に出て高速バスという手段を使ったので(近鉄のフリーきっぷを最大限に生かすため)、今回もそれが使えたということになります。
最終ののぞみで帰ってきた方も無事に戻れたというので、ちょっとだけ後悔しました。

今回は4人のバンドがいるというのもあるんでしょうね、MCが短くあっという間に終わった感じがする。多分、裕ちゃんは責任感が強そうだから、バンドの人たちに迷惑かけたくないという意識があったのかなと僕は思っています。セクシーオトナジャンの「オンナ、哀しい、オトナ」はパンツスーツに着替えて歌っていたんですけど、「クラクション」もそうですけど、裕ちゃんの持つある種の「けだるさ」っていうのがよく出ます。裕ちゃんの隠れた熱演の中に「伝説のマダム」というドラマにゲスト出演した時の演技があります。不自由なく結婚したものの、どこか満たされない気だるさを表現している裕ちゃんはまさに「熱演」というべき演技でした。その時の裕ちゃんが記憶に残っているのですが、けだるさ、というものがこの曲において生きているように思えます。
全体的に丁寧に作り上げられた感じのする公演だったと思います。

これから名古屋・横浜と続いていきます。自分は横浜の夜の方に遅れていく形になるんですけど、仕事なんだから仕方ない。人に譲る事も考えましたけど、なんかもう一回見てみたいなと思いました。だから、情況次第ですけど、多分行くと思います。っていうか、会場が「紳士のツアー」の渋谷AXだったら問題なかったのですが!
遠征の話についてはまた後日。

*1:昨年の大阪はそうではなかったが