GⅠ 有馬記念

JRA
 ディープインパクトが負けた。
 録画しておいたレースを見ると、ハーツクライは終始前でレースを進めていて、ディープインパクトの追い込みは届かなかったように見えた。
 これを見て思い起こしたのは、タマモクロスオグリキャップが争った1988年の有馬記念だった。このときオグリキャップに騎乗した岡部騎手は、終始タマモクロスの前でレースをして追い込みをかわし、天皇賞ジャパンカップの雪辱を果たすとともに初のG1タイトルを獲得する。それまでは後からの差しの印象が強く、タマモクロスを追い込むも届かないというレースが続いていたオグリキャップが、岡部騎手騎乗でタマモクロス越えを果たしたレースだった(それまでの騎手は河内騎手)。
 それまでのハーツクライは追い込みのイメージが強く、なおかつ中山での相性もよくないように思っていた。だからディープを破るのはタップダンスシチーなどの先行馬ではないか、と考えて僕は予想から外していた。だからこそ、ハーツクライが前でレースをするとは想像もしなかったのだ。
 僕自身は仕事の都合で土日に馬券を買うことが出来ず(金曜発売も裕ちゃんのライブがあったので行かなかった)、ハーツクライは消しにしていたので、馬券を買っていても当たらなかったわけだけど、実際ディープの1着固定で流して泣きを見た人は多かったのではないだろうかと思う。
 といいつつもオグリキャップタマモクロスの例とは年が逆なので、多分、また来年ディープインパクト伝説が繰り返されるような気がしている。
 さて、別の馬の話だが、シックスセンスは来年どうなるのだろうか。この馬は今年、ディープ以上に僕の馬券に貢献してくれた(皐月賞・ダービーの3連単)、だから来年にも期待したいけど、はてどうなることやら。