回顧特集その2。

現場のことを思い返そうと思いますが、今年自分が参加した現場はハロ系では裕ちゃんのディナーショー、聖誕祭、シンデレラtheミュージカル、秋のなっちのライブ。この4つしかありません。その他のジャンルとか公開放送とかもありますけど、去年は8ヶ所の現場に足を運んでいるわけで、減ったことは事実です。
巡回していると月に3つ4つと現場に足を運んだり、ツアーコンプをするが如く追い続けたりする記述が目立ちます。正直に言うとそういう人たちのことが、うらやましく見えたことも一度や二度ではありません。自分にも経済力・行動力・決断力があればもっと行けた事も確かでしょう。
 3月の大阪でのディナーショーが最初の現場でした。ですが、ライブと違って曲は少なくてなんとなく消化不良な感じがしていました。そして自分は会社を辞め、その状態のまま臨んだのが聖誕祭。アルバム作ったりとかサイリウムとかはなく、それでも裕ちゃんやたくさんの人の「思い入れ」によってつながった、そんな裕ちゃんを応援する人たちによって自分の気持ちは少しばかり軽くなったような気もします。
 8月、精神状態はどん底の中で行ったのが新宿コマ劇場。娘。の現場っていつ以来だろうって言うくらい、僕は娘。と距離を置いていたのですが、その中で見た舞台に大泣きしました。何でだろう。もしかしたらそこに自分を重ねていたのかもしれません。確かに魔法の力によってシンデレラは王子との出会いを得たわけですけど、その中で行動したのはシンデレラ自身だったわけです。そういうところを愛ちゃんとかガキさんとか、メンバーの演技に心が震えて、涙を流したのかもしれません。
 11月のなちコンに行ったのは、当日券あるよって石塚氏がメールくれたんですよ。それでどうしようかなって思ったんですけど、とりあえず行って決めればいいかと思ったんで行ったら想像以上に良くて。本当にしっかり歌を聞かせてくれるような歌いっぷりを感じました。
 結局のところ、自分が現場に求めているものというのは、何かしらの思い入れを持った人のつながり、それを感じられるような場所なんだっていうことなのかもしれません。ベリコンみたいに熱狂するのもいいんですけど、そうでない場所でも、そういうものが感じられるのならば、それでいいのだ。そう考えています。